北海道旅行 三日目(トラピスト大修道院 その2)2022年07月16日 06:25

きつい上り坂に足を踏み入れ…下から望遠でパチリ♪
手前が正門で、その奥に修道院が重なって見えます♪
ん~ン♪いい雰囲気ですねぇ~♪

ところが、これは望遠レンズによる圧縮効果で手前の正門と奥の修道院がすぐ近くにあるように見えますね。
実際には…後で紹介します(^.^)

坂を上り切ったところに正門がありました。
門は閉まっています…
実はトラピスト大修道院はここまで!
一般に開放しているのはこの正門までなのです。
事前予約をすれば男子は中に入れるそうですが、トラピスチヌ修道院と逆で女人禁制なんです。
ま、そこは厳格な修道院ですから致し方ありませんね。

ここは門扉越しに中の修道院を見たり、正門の左右にある展示場を見て帰るしかありません。

先ず閉ざされた門扉です…
外界とを隔てる門扉には聖ベルナルドと聖ベネディクトの像が修道院を護るように取り付けられており、
「MONASTERIUM BEATA MARIA VIRGINIS DE PHARO」
「灯台の聖母トラピスト修道院」
と巧妙に切り抜いた文字が取り付けられていました。
調べたところ、横文字はラテン語で「灯台の聖母マリア修道院」と書いてあるようです。

それと…
門の奥にある修道院が思ったより奥の高い所にあるようです…
鉄の門扉越しに見た修道院ですが、ほぼ直線で構成された完全なシンメトリックの建物は厳格そのものですね。
何よりも正門からさらに高いところ、7,80mは離れているようです。

この位置関係が坂の下から見上げても門越しに修道院が見るようになっており、あの圧縮効果的に重なって見えるようになっているのですね。
これはなかなか考えてある配置設計ではないでしょうか。

ちなみに、正門の資料室にあった写真がこれです。
正門から奥に離れて広がっている修道院の全容が良く見えると思います。

さぁ~て、駐車場に戻って売店でも見てみましょうか…

下り坂の眺望も素晴らしいものがあります♪
真~~っすぐ先は津軽海峡です…

さてさて、ここで函館から一緒についてきた妻の妹とお別れです。
最後に売店でソフトクリームを三人で食べ、無事の帰宅を約束しました(^.^)
(ソフトクリーム、めちゃ濃厚で美味しかったです(^_^)v)

つづく…

17時 追記

トラピスト大修道院の事を調べていると「修道院」と「大修道院」の“大”の有無の記述の違いが気になった・・・
色々調べると、北海道のトラピスト大修道院は昭和10年(1935年)に「大修道院」に昇格されている。
その“大”の意味はいくつかの修道院の集まった修道院群のことを、大修道院と呼ぶらしい事が分かった。
現在、このトラピスト大修道院はここ当別修道院の他、男子修道院としては昭和55年(1980年)大分県速見郡日出町に開設された『お告げの聖母修道院』(大分トラピスト修道院)を、また女子修道院はトラピスチヌ修道院の他、国内に四ヵ所、海外(韓国)に1ヵ所を子院として持って修道院群を形成しているようです。