北海道旅行 二日目(函館散策その5)2022年07月08日 06:02

さて、函館修道院を見ながら八幡坂を登り切り、先ほど通り過ぎた函館ハリストス正教会や元町カトリック教会の通りに戻ってきました。
本来ならば函館ハリストス正教会をじっくりみたいものですが、工事中なのでその向かいの元町カトリック教会に行きましょう…
元町カトリック教会の門前に来ました。
ドイツやヨーロッパで様々な教会や大聖堂を見て廻ってきましたから、パッとした見た目、この規模感は日本的にコンパクトでなかなかいいまとまりですね♪
ところで…門柱を見ると…?
この教会、観光案内パンフレットやGoogle Mapで「元町カトリック教会」と記載されているので、その名称でこれまで紹介してきましたが…よく見ると『カトリック元町教会』って書いてありますねぇ…(^^;
後日この教会のHPを発見しましたが、やはり『カトリック元町教会』です。
どうも日本のカトリック教会は16の教区に分かれ、それぞれに属する教会は“カトリック〇〇教会”と言われているようですね。
が、ここは気にせずに今までの読み方でいきます(^^ゞ

ともかく…中に入っていきましょう…

聖堂への入り口、拝廊は左側のようですが、立ち入り禁止のロープが架けられています。
一方で、鐘楼のある尖塔の下から人が出入りしています…たぶんここから中に入れるようです…

中に入るとすぐ横から聖堂に入ることができ、薄暗い聖堂の奥に輝く祭壇がありました。
聖堂はカトリックの教会なので煌びやかですが、厳かな空気が漂い、やはり教会独特の雰囲気です。
その状況を写真でお伝えしたいのですが、聖堂内は「撮影禁止」でした…
ヨーロッパの教会や大聖堂ではそのほとんどが撮影可能だったのですが、日本ではやはり神聖な場所での撮影は禁止になっている事が多いようですね。

そこで、一旦外に出て拝廊の外から中を覗いてみることにしましたみ…
奥の祭壇が見えるでしょうか…なかなか立派です♪
後日、元町カトリック教会の下記HPに聖堂内が詳しく載っているのを見つけたので、ご興味のある方は是非見てみてください。

ところで、この拝廊で驚いたのは拝廊の両サイドに畳が敷いてあり座布団が置いてあることです。
ミサの時には信者が座布団に座って司祭、神父をお迎えするのかもしれませんね。
日本的です(^.^)

もう一つ、拝廊右側に掲げてある絵です。
洞窟の上の聖母マリア様・・・これってカトリックの巡礼地で世界的に有名なルルドの洞窟だと思います。
ルルドの洞窟とは聖母マリアが出現したという奇跡が起きたフランスにある場所です。
この時はその絵があるな、くらいにしか思わなかったのですが、後日ここ元町カトリック教会の情報を調べていると、この聖堂裏に高さ1.5mの聖母マリア像をまつる「ルルドの洞窟」があり、毎年5、10月に信者が祈りをささげているそうなのです…(見てみたかった(^^ゞ)

※実は翌日、トラピスチヌ修道院とトラピスト修道院に行ったのですが、この両修道院でも「ルルドの洞窟」がありました。
日本では明治維新以降のキリスト教布教とともに、この「ルルドの洞窟」信仰が熱心に紹介され各地の教会や修道院に造られていったようです。

さて、もうそろそろ式場に戻りましょう…すぐ近くです…
近道は…元町カトリック教会の門前の坂道、大三坂をさらに登っていけば行けるはずです…
ん?…その坂を登ろうとしたところ、入り口に「チャチャ登り」という一風変わった名が付いた案内板がありました。
この登り、函館山の麓のなかでもかなり急な部類に入る坂だそうで、「チャチャ」とはアイヌ語で「お爺さん」のことで「おじいさんが腰を屈めて歩く様」と案内されていました。
確かに勾配が急な坂を上ると前のめりで腰が曲がりそうです(^^;

この坂の途中から散策スタート地点の式場下の函館聖ヨハネ教会に入れます。
結構きつい登りですけど…(^^;
その「チャチャ登り」、途中から振り返ると・・・いや~やっぱきつい坂ですワ!
はい、すぐ右横が函館聖ヨハネ教会です…
着きました…ゼイゼイ(T_T)

つづく