リノベーション 柱や床の傾き・ゆがみ確認2023年02月26日 11:44

さて、耐震改修工事が無事完了し、週明けからいよいよ第二期フルリノベーション工事が始まる。
築50〜60年超の家なのであちこちに痛みがあり、今回の工事で全て直しておきたい。
実は妻の兄は一級建築士なのだが、既にリタイヤしており今回のリノベーションを彼に頼むことができず、今回の業者に任せたという経緯があった。
先日その義兄がある機器を持ってきてくれた・・・
持ってきてくれた機器は「レーザー墨出し器」というもの。
レーザーを照射して水平、垂直の輝線を描き出し、柱や床の傾きやゆがみを測れるものだ(^_^)
本来は業者がしっかりと実態を測定し、工事を進めるものだが、施主が家の柱や床のゆがみを事前に知っておくことによって業者としっかり話し合えるからとわざわざ来てくれたのだ。
使い方を習い、早速昨日家の中を確認してみた・・・

<柱の傾き>

下記写真のように「レーザー墨出し器」からの垂直輝線を柱の下端縁に合わせて上端縁のずれを測ってみた・・・


ほとんどの柱に傾きが無いことを確認したが、中には1.8m上で数mmずれているものもあったが・・・2Fで大きく傾いている柱を発見!


1.8m上で約18〜19mも右側に傾いていた!(T_T)
実はこの柱、業者からも傾きが大きいと言われていた柱で、この辺りの床もゆがみがあることは体感的にも感じていたところである・・・

<床のゆがみ>

そこで体感的にゆがみを感じる床の水平方向を「レーザー墨出し器」からの水平輝線で確認してみた。
傾いていた柱の根元では水平輝線は床から55mm・・・


この地点から約2m離れたところの同じ床では・・・水平輝線は床から34mm・・・


ということは・・・ここの床は柱方向に約2mで21m、1.05/1000も傾いていることが分かった。
ここは体感的にもゆがんでいることは既に分かっており、ビー玉を置いたら転がることも分かっていたし、もちろん業者とも話をしていたところである。
が、実際に「レーザー墨出し器」で見ると一目瞭然で驚いた(^_^;

一級建築士の義理兄が言ってくれたように、知っているのと知っていないのとでは工事現場の見え方や業者との話し合いに大きな差が出るのから実態を知っておくことが大事だとのアドバイスは非常にありがたい事だ♪

週明けから、建物の解体、スケルトン化が始まるが、また業者と色々相談していきたい。