気になる格安・廉価版万年筆メーカーOHTO(オート)2022年04月26日 18:36

日本に帰任してから日本三大万年筆メーカーPILOTやPLATINUM、SAILORの1,000~2,000円前後で買える格安・廉価版万年筆に接し、その凄さに驚き、いろいろと調べているうちに突き当たった御三家以外のメーカーの一つがOHTO(オート)でした。
創業は1919年大正8年と100年を超えた歴史のある会社です。
万年筆はいつから手掛けたのか分かりませんが、もともとはボールペンで“〇〇初”を何度か打ち上げてきたボールペンの世界で活躍してきた会社のようです。
1946年に鉛筆型ボールペンの「オートペンシル」を、1951年に他社に先駆けて実用的なボールペンを販売したことで知られているそうです(私は知りませんでした(^^;)
ちなみに当時の「オート」は「AUTO」の綴りだったようですが、今は「OHTO」に変更になっているようですね(^.^)
1964年、今では世界中に普及している水性ボールペンを世界で初めて開発し、1999年には“ニードルポイント”式の筆記具も開発しているようです。
そして・・・実は万年筆の世界ではOEMメーカーとしても名が通っているようで、HPには“OEM”のボタンがあり、OEMに力を入れている様子が感じ取れます。
OEMの例として、先に紹介した無印良品の“アルミ丸軸万年筆”(販売価格1,090円)はこのOHTOのOEMだそうです。
この無印良品の“アルミ丸軸万年筆”は値段の割には総アルミ製で品質も良く、書き味も良いため非常に評価が高い万年筆です。
以前2月28日に「ドイツで買った万年筆コレクションの紹介<無印良品編>@ドイツ 」と題して書いた記事があるので、興味がある人は覗いてみてください。
リンクはここです。
 
一方で自社ブランドも展開しています。
現在は以下の4製品を展開しているようです。
CELSUS(セルサス)\2,000(税抜)
DUDE(デュード)\1,500(税抜)
F-Lapa(F-ラパ)\1,000(税抜)
Tasche(タッシェ)\1,000(税抜)

いずれも税別価格で2,000円以下で、めちゃ安いですね。
ちなみにNib,ペン先は自社品ではなくドイツのシュミット社製を使っているようです。

今回この中で手を出したのが・・・Tasche(タッシェ)とDUDE(デュード)(^^ゞ
次回から順に紹介したいと思います。

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