SAILORの変わり種廉価版万年筆 プロフィット ふでDEまんねん2022年04月25日 18:24

今回紹介するのはSAILORのちょっと変わり種万年筆、「プロフィット ふでDEまんねん」です。
かなり遊び心を感じるネーミングですね(^.^)

もともと「ふでDEまんねん」は1995年に発売されたロングセラー商品で、ペンを寝かせる角度を変えることで、太字から細字まで自由にコントロールできる、まるで毛筆ペンのような不思議な万年筆だそうです。
ん~ン♪めちゃ興味がわきますよね。
で、調べてみたところ・・・
いや~カラフル展開してますねぇ~♪
かつては“若竹色”や“黒か紺”の地味~な色合いで、筆ペンのようなイメージで売られていたと記憶していますが、今風展開になっています。
お値段も税別\1,000ですから、気軽に手が出せるものですよね。

しかし、今回紹介するのは商品名に“プロフィット”が冠しています・・・
そう、SAILORの基幹万年筆である「プロフィット」シリーズの紡錘形のバランス型に合わせたデザインとなっているのです。
どうです、一見フツーの万年筆と変わりませんよね(^.^)
これで税別\2,000で販売されています。
先に紹介したPROFIT Jr.(プロフィットジュニア)と並べて見ると・・・
どうです?・・・キャップのリング以外、色の違いはあるものの全く同じに見えますよね。
実際に、キャップや胴軸は互換性があることから、たぶん金型は同じものと思われます。
つまり、Nib,ペン先が異なるだけで同じ設計だということです。
故に商品名に「PROFIT(プロフィット)が付くのです。
違うのはNib,ペン先です。
まさしくこの「ふでDEまんねん」の特徴というのがこのNib,ペン先で、そこを拡大して見てみましょう。
先の紹介したPROFIT Jr.(プロフィットジュニア)と同じNib,ペン先です・・・が、大きく違うのが先端が折れ曲がっていることです!

横から見ると・・・
Nib,ペン先がクキッと折れ曲がっているのが良く分かりますよね。
実はこの折れ曲がりが線幅を変える仕掛けなんです。
角度には二通りあるそうで、この「プロフィット ふでDEまんねん」は55度で、「ふでDEまんねん」は40度だそうで、
 「55度」⇒ペンを立てて書く人用
 「40度」⇒ペンを寝かせて書く人用
とのこと(^^;
ふ~~ん、ですが、ロングセラー商品ですから、売れている・・・いや普及している?のでしょうね。
私はついつい興味本位で購入したのですが・・・正直全く使いこなせてはいません(^^;ゞ

では、どれほど文字幅が変わるのでしょうか?
ササッと文字でも書いてお見せしましょう!・・・と言いたいところですが、先にも言ったように全く使いこなせていないので、先ずは線だけでも見てください・・・
ど、ど、どうです?!
驚きの線幅の変化です。
上は55度の角度でペン先をペタッと紙面に合わせて引いたものですが、線幅が2.5㎜程の超極太<BBB>となり、下はほぼ直角に立てて・・・<M>程度だと思います。
裏技としてはNib,ペン先を裏返して書くと最も細くなり、このNib,ペン先の<FM>程度になります。

いや~この「ふでDEまんねん」、面白いです!!
遊びには飽きません・・・が、全く使いこなせません・・・というか、悪筆の私にとって無用の長物であることがはっきりしました。

一方で、比較的美筆の妻にこの万年筆をプレゼントしようと思ったところ「筆ペンでOK! なんでこんな変てこなペンを練習しなくちゃいけないの?!」と一蹴されてしまいました(^^;ゞ

今では万年筆保管ケースの中に眠っています(^^;

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