再開 イントロ♪2022年01月02日 19:12

2022年が始まりました。

さて、この「TR3 PGの気まま写真日記」を復活したいと思います。
ドイツに盛んに行き始め、そして駐在していた約4年半・・・空白の時間が過ぎてしまいました(^^ゞ
昨年10月から日本に帰任したこともあり、そろそろ・・・っていう事です(^_-)

さて、復活・・・するにしても何か続きそうな切っ掛けずくりの話題でもないかと思案した結果、ドイツ生活の終盤はまり始めた万年筆沼の談義で開始しましょうか(^^;ゞ

では、先ずはこの1枚をupしますが、沼は深かった・・・のです(^_^)♪
これ・・・帰国してから手に入れてきた“定価1000円以下の格安万年筆”です。
ドイツで買い集めた万年筆については追々紹介していきますが、日本でこれだけ1000円以下で手に入る格安万年筆があるとは思ってもいませんでした。
一部中国から取り寄せたものも混じっていますが、基本日本国内で気軽に買えるものばかりです(^^ゞ

それでは左から紹介します。

一番左の黒っぽい透明プラスチックのは・・・ダイソーHAUSER、もちろん¥100です(以降消費税抜きで紹介します)!
次の白いのはしっかりとした金属製で・・・ダイソー万年筆(商品名が付いていません)で、これまた¥100です!
左から3本目のクリーム色のは・・・ダイソーRiviere、これなんとプラチナ万年筆製で・・・¥100です!
詳細は別途紹介しますが、驚きのダイソー100円万年筆の3兄弟です♪(最近新たな兄弟が加わったようです・・・)

左から4本目の青いのは・・・あの有名なプラチナ万年筆の格安万年筆preppyです。
なんと定価は¥300也!
その右隣の白いのはpreppyのコクヨ版PERPANEP preppy、¥400です。

さて、左から6本目、7本目、8本目は中国から取り寄せた中華万年筆です。
6本目の透明なのはWingSung(永生)3013で、送料込みで¥502でした!
7本目の茶色いマーブル模様のはJinhao(金豪)500で、送料込みで¥522!
8本目はクリアー万年筆4本セットのWingSung(永生)3008A(青インク注入中)で、送料込みで1本あたり¥558でした!
中華万年筆は安い!
書き味など詳細は別途紹介します。

さて、左から9本面、右から6本目の赤いインクが入っている透明万年筆・・・
これ、本屋で見つけて買ったのですが、東京オリンピック公式マークの万年筆で、なんと¥980也!
発売元は日本メーカーなのですが、Made in Chinaと明記されていました(^_^)

さてさてその右側、シルバーの細長い万年筆は、この中で唯一ドイツで手に入れた良品計画のアルミ丸軸万年筆です。
デュッセルドルフの良品計画で買ったのですが、現地で€17.95・・・日本円換算で約¥2,300でした。
が、日本のお店では¥990(消費税込み¥1,090)で買えますね(^_^)

以降の右側4本は全て定価¥1,000です。
青いショートサイズのはオート万年筆のTasche、その右隣が今の万年筆ブームの火付け役と言われるパイロットのカクノです。
その右側がセーラー万年筆のハイエース・ネオで、一番右側がプラチナ万年筆のプレジールです。

さて、今日は先ずの紹介で終え、追々それぞれを紹介していきたいと思います。
先ず言えるのは・・・安くても良いですねぇ〜書き味!
驚きです♪

孫台風一過 のち風邪2022年01月10日 20:47

正月3日から孫台風のど真ん中に突入し,なんとか切り抜けました(^_^;
が、お風呂の中で大嵐に遭遇し、どうも風呂上りに寒気がしたと思ったら風邪を引いてしまったようです(T_T)
しまった!このコロナ禍のご時世に風邪を引くとは!
家族からは白い目で見られ・・・念のためにドイツから持ってきていた簡易検査キットで陰性を確認!
接触確認アプリCOCOAでも問題なしを確認し、無事孫達を親元に届けることが出来ました!
が、この三連休・・・ダウンです(^_^;

さて、今晩も暖かくして寝ます。
風邪の症状満開じゃ出社出来ませんからねぇ・・・

ダイソー100均万年筆について その12022年01月17日 19:43

ようやく風邪から復活!
昨日は朝から町内の左義長の準備と火入れになんとか元気に参加できました♪

さて、ここ数日雪もひどいことから暖かな部屋にこもって万年筆とインクの整理をしていました(^^ゞ
先に“イントロ”で紹介した格安万年筆も利用して、手持ちのインクが直ぐに使えるように・・・

その中でポイントとなったのが超格安、ダイソーの100均万年筆です。

ネット情報によるとダイソーが販売している万年筆は調べた限り5種類あるようです(もっとあるかも…です)。
私の生活圏内の数店舗を回ってみたところ下記3種類を手にれることができましたが、全て100円(税込み110円)です(^.^)
残りの1種類は、500円で販売しているダイソーとしては高級路線の「Rosso Bianco」という万年筆のようですが、まだお目にかかっていません。
なんでも中国メーカーJinhao(ジンハオ)のOEMらしく、なかなか良い出来のようです。
もう1種類は見かけたのですが、プラチナの「Preppy(プレピー)」のような数カラー展開版で、その時は必要性を感じず購入していません。
ただ、どの店舗でも必ず万年筆が置いてあるとは限らないようで、店舗によって取り扱いが異なるようですね。
置いてあったとしても圧倒的な数のボールペンやシャープペンたちの片隅にひっそりと置いてあるので見つけ出すのに苦労します。
最近一部の巷では万年筆ブームだ!インクブームたぁ!と言われているようですが、どうみてもマイナー筆記具扱いだと思いますね(^^;
しかし、“高級筆記具”の代表格である万年筆がまさかの100均陳列棚にぶら下がっているとは思いもしませんでした…この点が大いなる驚きです!

さて、前置きが長くなりましたが、ダイソーの100均万年筆3種類を見てみましょ。
先ず全体像です。
【上】 「万年筆 カートリッジ式」とパッケージ袋には書いてありますが、特に商品名が見当たらないものです。
しかし、誰でもこれが100円!?と驚く高級感ありありの金属軸製品で、ホワイト、シルバーの2種類があります。
“Made in China”です。

【中】 パッケージ袋に「PLATINUM」と明記してあり、プラチナOEMのRiviereと軸にプリントしてある一品です。
かつてはプラチナが同名で販売していたとのことですが、それが今や100均製品ですからねぇ(^^;
外観は少しクリームがかったプラスチック製軸で安っぽく見えますが、プラチナOEMという安心感が漂いますね(^_^)
でもパッケージ袋の隅っこに“Made in China”と書いてあります。

【下】 パッケージ袋に「HAUSER」と表記された透明プラスチック製軸です。少し紫がかったものと青い透明の2種類があります。
調べたところ、「HAUSER」はドイツのブランドで低価格筆記具が販売されているようです。
更に調べるとおおもとはインドの「フレア(Flair)」という筆記具メーカーが世界で展開しているグループの一員のようですね。
しかし、これもしっかり“Made in China”と明記してあり、ダイソーの万年筆はこの3種類とも世界の工場「中国」で作られているからこそ100均を実現できたのでしょうね。

では、もう少し見て行きましょう・・・

ダイソー100均万年筆について その22022年01月18日 20:53

驚きの100均万年筆ですが、万年筆の命、ニブ(ペン先)を拡大して見比べてみましょう。
先ずは3種類並べて・・・
右から金属軸「カートリッジ式」、プラチナOEM「Riviere」、ドイツブランド「HAUSER」です。

次に、順にアップです。
最初は金属軸の「カートリッジ式」です。
3種類の中では一番ニブが大きく、表面には模様が刻印されておりとても100円の万年筆とは思えない面持ちがあります。
“BRILLO MLDIUM”と刻印されていますがニブの供給メーカーなのか、ブランド名を示しているのかは不明です。
ちなみに、この万年筆の旧バージョンには“IRIDIUM POINT”と刻印されていたとの情報がありますし、ペン先のポイントもしっかり付いているので、新旧の差はないと思いますが…どこかのブランド向けを流用しているのかもしれません??
ニブと接している裏のペン芯にはきっちりととヒダが切り込まれ、インクコントロールもしっかり考えられた100円とは思えないクオリティーを感じます。
ペン先は「M」一択です。
インクカートリッジはヨーロッパ標準タイプなので、いろいろなメーカーのカートリッジやコンバーターが使えそうですが、首軸に差し込む内径が付属のインクカートリッジギリギリなので、径に制限があるかもしれません。
この点は要注意です。

次にプラチナOEMの「Riviere」です。
先の金属軸「カートリッジ式」のニブに比べて一回り小さく、ど真ん中に“P”と刻印され、プラチナ製であることを誇示していますね(^_^)
プラチナの格安万年筆プレピー等のニブとは形状は全く違い、センチュリーなどの上位万年筆のようなエラの張った形をしています。
が、大きさが小さく「P」マークだけの刻印で簡素なものです。
ニブ裏のペン芯もきっちりヒダがあるタイプでインクコントロールもよい、だろうと思っていたのですが、この冬になって問題が露呈してきました…
部屋の暖房等による気温差で、首軸先、たぶんペン芯での気圧コントロールがうまくできないのかかなり激しいインク漏れが何度も起きました。
何度も手がインクまみれに(T.T)
インクカートリッジは見慣れたスチール球が入っているプラチナタイプなので、気軽にカラーインクカートリッジが使えると2本試していたのですが、2本ともインク漏れです(^^;
これは致命的な問題点で、即使用中止しました。
ペン先は「M」一択です。

次にドイツブランドの「HAUSER」です。
「HAUSER」は他の2種類と全く異なる形のニブで、小さくペン芯を包み込むような変わった形状をしています。
このような形状のニブは初めて見ました。
見た目にガチニブ(硬いニブ)に見えますが…HAUSERのHPをみると、“ROUND Nib”とか“Cushioned Nib with Iridium Tip”と表記されており、“クッション”という言い方が気になるところです。
また、“ラウンド ニブ”との標記通り、ニブがパイプ状にペン芯を包んでおり、ペン芯は外から見る限りヒダもなくニブを支えている正に芯のような不思議な形状です。
インクカートリッジはドイツブランドらしくヨーロッパ標準タイプです。
このペン先も「M」一択です。

実は…この「HAUSER」、カートリッジを刺すときに他の2種類と決定的に違う構造であることに気づきました…

次回はこの「HAUSER」の構造について掘り下げてみたいと思います。

ダイソー100均万年筆について その32022年01月19日 19:57

万年筆の歴史をたどると古代エジプトまで遡るそうです。
が、現在の万年筆の基本となる毛細管現象を応用したペン芯は、1883年にアメリカ合衆国の保険外交員ルイス・エドソン・ウォーターマンが、調書にインクの染みを作ってしまい、契約を取り逃がしたことをきっかけとして発明した…というのが有名な話です(ウォーターマンの起源なんですね)。
現在も万年筆はこの毛細管現象を利用してペン芯によってインクがニブに送り込まれ、ニブの割れ目(切り割)を通ってペンポイントから紙へと移される仕組みになっています
この万年筆の構造と仕組みを分かりやすく図解したものが中屋万年筆の「中屋百科事典・中屋万年筆 (nakaya.org)」に載っていましたので、興味のある方は見てみてください。

さて、話を今回取り上げたダイソー100均万年筆に戻します。
100円という格安万年筆といえど上記構造や仕組みに沿ったものでちゃんとした“正当な”万年筆のようです。
が、「HAUSER」に一つ大きな違いがあることにインクカートリッジを刺し込む時、気づきました。
それは…先に挙げた中屋万年筆辞典に載っている下記の図で説明すると・・・

注目はカートリッジからペン芯にインクを送る部分、図でいうとカートリッジ内に差し込まれた黒い棒状の部分です。
これがどうも「HAUSER」はフェルトのようなのです。
首軸のカートリッジの差込口を拡大すると・・・
差込口の真ん中に見える白いもの…これカートリッジの中に差し込まれる部分なのですが、明らかにフェルトなんです。
他の100均万年筆はもちろん、私が持っている万年筆は形状は様々ですがこの部分は中空のパイプ構造となっています。
つまり通常の万年筆はカートリッジやコンバーター内のインクはこのパイプを通りてペン芯に供給されているのですが、この「HAUSER」はフェルトペンのように細い棒状のフェルトを浸透してペン芯に送っているのです。
しかも!
気になってニブを取り外してみると、なんとニブの真下までフェルトがあります!
ペン芯の中まで分解していないので定かではありませんが、インクの流れから言うとたぶんカートリッジ差込口からペン芯の先、ニブ切り割直下までこのフェルトが通じていると思われます。
通常の万年筆は細い溝を毛細管現象でペン先までインクが浸透していくのですが、この「HAUSER」は細いフェルトの毛細管現象でペン先までインクを送っていることが分かりました。
この構造ってフェルトペンと同じなんですよね…そのままフェルトペン先であればフェルトペン、スチールニブで包みこんでニブのペン先で書く…と、このHAUSERかな?(^^;

さて、ペン芯のインクを送る部分がフェルトだと判明した「HAUSER」、ちょっと使い勝手を考え直さなくてはいけません。
フェルトに沁み込んだインクって水洗だけでは除去できないですよね…
つまり、インク替えができない(たぶん)・・・これって万年筆の大きな楽しみ方の一つが無いということになります!

これは致命的問題だぁ!
とついつい思いがちですが、そこは100均…(^^;
最初にこのインク!って自分の好みを決めちゃえばOKだし、ましてやインクを決める事由があるじゃないですか♪
必要な本数をそろえてもローコストで♪ってなことですしね(^.^)

それより書き味や書き心地が使えるかどうかの方が重要です!

では、その書き味や書き心地はどうでしょうか?

ダイソー100均万年筆について その42022年01月20日 19:14

さて、万年筆にとって最も重要なポイント、書き味、書き心地について簡単にまとめたいと思います。
「簡単に」というのは、この書き味とか書き心地というのは使い手それぞれの感じ方であり、絶対的な表現は難しいと思うからです。
あくまでも以下のコメント・評価は私個人のものであることを先に断っておき、少しでも参考になれば的にみていただければ結構です。
また、このダイソー100均万年筆はかなり注目を集めたこともあり、多くの情報がネット上に挙がっていますので、そちらも参考にしていただければと思います。

では、私の書き味、書き心地の総評は…

いずれの万年筆も、使い物にならない!ではなく、想像以上に使える!(^_-)

100円とは思えない良い方の誤算ですね(^.^)

あえて私好みで書き味、書き心地の順番を付けるとなると…
 HAUSER > カートリッジ式 ≧ Riviere

ドイツブランドHAUSERはヨーロッパブランドらしくインクフローが潤沢で“ヌラヌラ系”、カートリッジ式やRiviereは少々紙への引っ掛かりがあり“カリカリ系”に近いでしょうか…
私は筆圧が高いこともあり、ハードニブでヌラヌラ系が好みなので、HAUSERの書き味が一番好きです。
一方で、カートリッジ式は「書き音♪」に魅かれますね(^.^)
ちなみに、HAUSERのHPに“Cushioned Nib with Iridium Tip”という表示があり、「クッション・ニブ」が気になっていたのですが、実際に使ってみると確かに硬いは硬いのですが、意外とペン先がしなっているような気もしました。
全くガチガチというわけではなく、これが“Cushioned Nib with Iridium Tip”の意味かもしれません。
もっとも、いずれも個体差がありそうなので一概に言い切れないのですが…

くどいようですが、書き味や書き心地というのは万年筆そのものの物理的な構造や特徴はもちろんですが、インクによっても大きく影響を受けるところです。
ネット上では皆さんいろいろ発信されていますので、興味があれば参考にされてお試しになるのをお勧めします(^.^)

さて、最後にダイソー100均万年筆の総評と、この万年筆は私にとって価値があるのかないのか?あるのであれば活用方法は?…を次回紹介したいと思います。

ダイソー100均万年筆について その52022年01月21日 19:52

さて、このシリーズ最後の締めくくりとして、今回比較したダイソー100均万年筆3種の総評と、私にとって価値があるのかないのか?
あるのであれば活用方法は?…について紹介したいと思います。

先ず、ダイソー100均万年筆3種の総評です。

✓金属軸「カートリッジ式」
この万年筆は100円とは思えない質感に先ずは驚かされました。
高品位なホワイト、シルバー塗装の金属軸とペン先は細部に至るまでチープさを感じさせませんね。
書き味だけでみると流石に常用したいとは思いませんが、ちょっとした利用には全く抵抗感がありません。

✓プラチナOEM「Riviere」
100均店舗でしかも100円でプラチナの万年筆が買える事に先ず驚きました!
が、ペン先以外の外観にがっかり…形状も含めて外観は100均品質そのもので、所有欲は全く起きませんね(^^;
唯一の期待は「P」マークが輝くニブの書き味です。
しかし、この書き味であれば3倍のお金(300円)を払ってもプレピーを買った方が幸せになれるでしょうね…(^.^)
しかも、2本買って2本とも冬場にインク漏れを起こした品質で、即使用を中止です!
正直、Pといえども選択外!、ですね。
(プラチナのカラーインクカートリッジが使い回せると大いに期待していたのですが、残念!)
ちなみに、気になったので以前にプラチナから販売されていた同名の「Riviere」なる万年筆を調べてみました。
1970年代に販売されていた14金の細身の万年筆で、売価が5000円だったようです。
ニブも含めて全く別物ですね!
どうしてこのような品質のものをプラチナの名を付けて売っているのか、不思議です。

✓ドイツブランド「HAUSER」
正直、外観的には決してお勧めできるような万年筆ではありません!
でも100円なら許せる、かな(^.^)
しかし、よい意味でこの値段での期待感を大きく裏切り、書き味は引っ掛かり感全くなしのヌルヌル系です♪
後でドイツブランドであることが分かって納得しましたが、全くのドイツらしい質実剛健さでですね。
使うインクを決めて書くだけであればお勧めの一本…かな?
なお、この万年筆は既に5本利用していますが、書き味等のばらつきはありません。
が、実はその内の1本がインクが出てこないものがあり返品交換しているので、1/6の不良率です…ん~ン(^^;?
(ダイソーは現物とレシートを持っていくと、グダグダ言わずに直ぐに返品交換に応じてくれますから、万が一でも安心らくちんです)

さて、最後に私にとって価値があるのかないのか?の判定ですが…

結論は大いに価値あり!です。
ただし、インク漏れを起こすような品質のものは論外ですよ…。

活用方法については現在以下のように使っています(^_-)

✓金属軸「カートリッジ式」
細くて軽量、見た目もGoodなことからノートや手帳とともに持ち運び、ペンケースに1本入れて、必要な時にさらっと利用しています。
見た目にビジネス的にもOKですしね(^.^)
ただし、当然ながらメイン万年筆を数本運用しているので、あくまでも緊急的一時的な利用方法になっています。
一方、インクはビジネスからちょいと外れたお気に入りインクを入れており、それを気分転換に使って楽しむことでお蔵入り(使わないまま…)を回避しています(^.^)
例えば、今は1本に色彩雫の「霧雨」を、もう一本には神戸物語の「学園都市フレッシュグリーン」を入れて楽しんでます。

✓ドイツブランド「HAUSER」
このペンの活用は明確です。
趣味というかインク沼の岸辺で遊んでいたら、あれよあれよという間にインクボトルが増えていました(^^;
現在仕事で使っている万年筆にはBlackやBule-Black系で裏抜けしにくいインク数種類を使っていますが、日記やプライベートではいろんなカラフルインクを多用しています。
特に趣味的に多様なパイロットの色彩雫シリーズなんかで楽しんでいます。
よく使うお気に入りインクは手持ち万年筆に入れて楽しんでいるのですが、中には持っているだけというインクも増えてきました。
そういうインクは時々ガラスペンやつけペンなどでボトルから直接使うことがありますが、常時万年筆に入っていたらもっと活用できるのになぁと日ごろから思っていました。
そこで検討した結果、今回活用に踏み切ったのがこの100均万年筆「HAUSER」です。
ヨーロッパ標準タイプの空カートリッジさえあれば、その中に好きなインクをシリンジで注入して刺せばOKですからね(^.^)
ただし、一旦インクを決めたらずっとそのインクを利用しなければなりませんが。
いや~一気にいろんなインクが使いやすくなりました♪
カクノをはじめコクーン等の3000円ぐらいまでの万年筆を利用してはいましたが、インクの種類が増えるとその分万年筆を買い足すのはそれなりにコストがかかりました。
が、100均万年筆活用でお財布にめちゃやさしくなりました(^_-)

では、「ダイソー100均万年筆について」シリーズ、これにて終了します。

ダイソー100均万年筆について その52022年01月21日 19:52

さて、このシリーズ最後の締めくくりとして、今回比較したダイソー100均万年筆3種の総評と、私にとって価値があるのかないのか?
あるのであれば活用方法は?…について紹介したいと思います。

先ず、ダイソー100均万年筆3種の総評です。

✓金属軸「カートリッジ式」
この万年筆は100円とは思えない質感に先ずは驚かされました。
高品位なホワイト、シルバー塗装の金属軸とペン先は細部に至るまでチープさを感じさせませんね。
書き味だけでみると流石に常用したいとは思いませんが、ちょっとした利用には全く抵抗感がありません。

✓プラチナOEM「Riviere」
100均店舗でしかも100円でプラチナの万年筆が買える事に先ず驚きました!
が、ペン先以外の外観にがっかり…形状も含めて外観は100均品質そのもので、所有欲は全く起きませんね(^^;
唯一の期待は「P」マークが輝くニブの書き味です。
しかし、この書き味であれば3倍のお金(300円)を払ってもプレピーを買った方が幸せになれるでしょうね…(^.^)
しかも、2本買って2本とも冬場にインク漏れを起こした品質で、即使用を中止です!
正直、Pといえども選択外!、ですね。
(プラチナのカラーインクカートリッジが使い回せると大いに期待していたのですが、残念!)
ちなみに、気になったので以前にプラチナから販売されていた同名の「Riviere」なる万年筆を調べてみました。
1970年代に販売されていた14金の細身の万年筆で、売価が5000円だったようです。
ニブも含めて全く別物ですね!
どうしてこのような品質のものをプラチナの名を付けて売っているのか、不思議です。

✓ドイツブランド「HAUSER」
正直、外観的には決してお勧めできるような万年筆ではありません!
でも100円なら許せる、かな(^.^)
しかし、よい意味でこの値段での期待感を大きく裏切り、書き味は引っ掛かり感全くなしのヌルヌル系です♪
後でドイツブランドであることが分かって納得しましたが、全くのドイツらしい質実剛健さでですね。
使うインクを決めて書くだけであればお勧めの一本…かな?
なお、この万年筆は既に5本利用していますが、書き味等のばらつきはありません。
が、実はその内の1本がインクが出てこないものがあり返品交換しているので、1/6の不良率です…ん~ン(^^;?
(ダイソーは現物とレシートを持っていくと、グダグダ言わずに直ぐに返品交換に応じてくれますから、万が一でも安心らくちんです)

さて、最後に私にとって価値があるのかないのか?の判定ですが…

結論は大いに価値あり!です。
ただし、インク漏れを起こすような品質のものは論外ですよ…。

活用方法については現在以下のように使っています(^_-)

✓金属軸「カートリッジ式」
細くて軽量、見た目もGoodなことからノートや手帳とともに持ち運び、ペンケースに1本入れて、必要な時にさらっと利用しています。
見た目にビジネス的にもOKですしね(^.^)
ただし、当然ながらメイン万年筆を数本運用しているので、あくまでも緊急的一時的な利用方法になっています。
一方、インクはビジネスからちょいと外れたお気に入りインクを入れており、それを気分転換に使って楽しむことでお蔵入り(使わないまま…)を回避しています(^.^)
例えば、今は1本に色彩雫の「霧雨」を、もう一本には神戸物語の「学園都市フレッシュグリーン」を入れて楽しんでます。

✓ドイツブランド「HAUSER」
このペンの活用は明確です。
趣味というかインク沼の岸辺で遊んでいたら、あれよあれよという間にインクボトルが増えていました(^^;
現在仕事で使っている万年筆にはBlackやBule-Black系で裏抜けしにくいインク数種類を使っていますが、日記やプライベートではいろんなカラフルインクを多用しています。
特に趣味的に多様なパイロットの色彩雫シリーズなんかで楽しんでいます。
よく使うお気に入りインクは手持ち万年筆に入れて楽しんでいるのですが、中には持っているだけというインクも増えてきました。
そういうインクは時々ガラスペンやつけペンなどでボトルから直接使うことがありますが、常時万年筆に入っていたらもっと活用できるのになぁと日ごろから思っていました。
そこで検討した結果、今回活用に踏み切ったのがこの100均万年筆「HAUSER」です。
ヨーロッパ標準タイプの空カートリッジさえあれば、その中に好きなインクをシリンジで注入して刺せばOKですからね(^.^)
ただし、一旦インクを決めたらずっとそのインクを利用しなければなりませんが。
いや~一気にいろんなインクが使いやすくなりました♪
カクノをはじめコクーン等の3000円ぐらいまでの万年筆を利用してはいましたが、インクの種類が増えるとその分万年筆を買い足すのはそれなりにコストがかかりました。
が、100均万年筆活用でお財布にめちゃやさしくなりました(^_-)

では、「ダイソー100均万年筆について」シリーズ、これにて終了します。

遠い記憶 ***沼(万年筆,インク,紙)への序章***2022年01月23日 09:31

最近ほぼ毎日当たり前のように使っている万年筆・・・
考えてみればここ2年ほど前からだ・・・
この万年筆を使い出す入り口に至るまでの道のりを思い出してみた。

万年筆・・・思い起こせば遠い記憶が蘇ってきた。
その万年筆の名前は「PILOT Elite S」!

この名前を聞いてピンとくる人は・・・ほぼ私と同じ世代でしょう、たぶん(^.^)
ここで蘇る不思議なフレーズが・・・
  “はっぱふみふみ”
  “短びのキャプリてとれば・・・”
あっ!あれ!?と気づく人は間違いなく同世代です(^_-)

これは1968年(昭和43年)に発売された「パイロット エリートS」のTV CMフレーズで、大橋巨泉の摩訶不思議なこの言葉とともに大ヒットしました。
PILOTの100周年記念HPに載っている画面を張り付けておきますが、懐かし~~い♪
このころ、1960年代は万年筆が文房具の王者で、当時は万年筆を持つことがステータスであり、入学祝や就職祝いでも大人気でした。
この背景には当時は公文書への記入は万年筆が主流であり、「万年筆は大人になったら持つもの」という考え方だったようです。
ところが1970年代になると、ボールペンが公文書に使用可能になり、その後の品質向上とともにボールペンが普及拡大していきました。
この流れの中で大ヒットした「パイロット エリートS」は1980年(昭和55年)に廃番となりました。
その万年筆の絶頂期にあった時のヒット作「パイロット エリートS」は1970年(昭和45年)の大阪万博“EXPO'70”タイムカプセルに入れられるくらいだったそうです。

さて・・・私の遠い記憶・・・高校入学祝にこのエリートSをもらったのです(^.^)
田舎の少年から青年への成長の時期・・・これが万年筆かぁと味わいながら、とてもうれしくワクワクしていたのを思い出します。
しかし、“えんぴつ文化”を謳歌してきた身には、蔓延櫃を使いこなす技量もなく・・・机の引き出しの奥に押しやったのを覚えています(^^;
あのエリートS・・・何処へ行ったやら・・・

実は、このエリート、現代も生き続けています。
2013年(平成25年)に復刻版として発売されたエリート95Sです。

LAMY Safariとの再会 ***沼(万年筆、インク、紙)への序章***2022年01月24日 19:42

ドイツに赴任した2019年(令和元年)秋、娘から一通のメールが入った。
「年末年始で一時帰国する時にドイツ土産として“黄色いラミー万年筆”を買ってきて!」と。
その時はラミー?万年筆(。)ホヨ?ってな状況で全く万年筆には疎い(^^;ゞ
そこで、ネットでいろいろ調べはじめた・・・
 ・ラミーは1930年創業のドイツの有名な筆記具メーカー
 ・ラミーの万年筆、特に1980年発売されたサファリが世界的にヒットし、現在も若者に人気がある
 ・サファリにはいろいろなカラーがあり、毎年出る限定カラーも人気
等々が徐々に分かってきた。
見るとなかなかカッコいいし、何よりも“値段が高くない”(^.^)
しかも日本でもかなりの人気商品らしく、Amazonで気軽にお安く買える事も分かった・・・
Amazonで注文した方が娘の方に直送できて楽なのだが、ドイツで買って持って帰ることに意味があるなぁ、と今回はドイツで入手することにした(^.^)

それにしても、この万年筆・・・どこかで見たような?????(この疑問は現物を見たときに思い出した・・・)

さて、情報はそろったが、どこに行ったら売っているか・・・
この手の文房具は日本的には書店か雑貨店にあるだろうと思ったが、会社の同僚に聞くとデパートの最上階に文房具コーナーがあるから行ってみろとのこと。
で、言われるがままに初めてボンにある大手デパートの最上階に行って驚いた!
まぁ~広大な文房具コーナーがあり、扱っている内容が充実していること!
まるで文房具専門店のような構えであった♪
見て回るだけで楽しい♪

その中の筆記具コーナーには様々なメーカーのコーナーがあり、一番良い場所を占めて目立つブランドが二つ・・・一つが「MONTBLANCモンブラン」と「LAMYラミー」である。
モンブランはいかにも高級筆記具!という扱いでキラキラ輝くショーケースに飾られている。
が、一方のラミーは壁いっぱいに広がる棚に色とりどりの万年筆、ボールペン、シャープペンシルがわんさと“刺して”ある♪
モンブランは店員さんに声をかけ、ショーケースの鍵を開けてもらわないと手にできないが、ラミーは気軽に手に取ってまじまじと見ることができ、試し書きコーナーもあって気軽に書き味など確認できるようにオープン形式となっている。
さしずめモンブランは高級ブティックでラミーはユニクロといった感じであろうか(^.^)
だって、値札を見ると値段が桁違いの差がありますからね(^_^;
(その後、ドイツで何店舗かLAMYのコーナーを見ましたが、Safariだけがこのようなオープン形式の販売形態で、ラミーの中でも価格の高い万年筆はショーケースの中に鎮座していました。)

さて!この中から娘が所望する黄色の万年筆、それと青と赤のインクカートリッジも選び出した。
一応試し書きしたところ、見た目に似つかわしくない書き心地がGood♪
・・・んん???この持ち具合・・・書き心地・・・感触・・・ここで記憶が蘇ってきたぁ!
あぁぁぁ・・・これ、以前に使ったことがある!と♪
つまりこのLAMY Safari、初対面ではなくて再会だったのです♪♪
で、俄然自分のも欲しくなってきた。

気が付くと、2本のSafariを持ってキャッシャーに並んでました(^^ゞ