ドイツ万年筆コレクションの紹介<Pelikan編>@ドイツ2022年02月25日 05:55

ドイツの高級万年筆と言えば・・・出てくる名前は「モンブラン」と「ペリカン」ではないでしょうか(^.^)
そう、一般的な日本人でも知っている二大ブランドですから、私もドイツ記念にと狙っていました♪
「モンブラン」は先に象徴的なペンを手に入れちゃったので、「ペリカン」も・・・と思ってました・・・

さて、話を進める前に・・・Plikanの紹介です。
今でこそスイスに本社を置く「Pelikan」ですが、 1832年 に ドイツ北部のハノーファー にて、 ドイツ人 化学者カール・ホルネマン( 1811年 - 1896年 )が 絵具 とインクの工場を設立したのが起源です。 
1863年 には、ギュンター・ワーグナーが経営に参加し、近隣諸国への販売を拡大、 インク メーカーとして発展していきます。
1878年 にはペリカン製品の品質を保証するために、当時ヨーロッパでは珍しかった商標を登録、その商標のモチーフとなったペリカンの親子像はギュンター・ワーグナー家の家紋だったそうです。
筆記具の製造を開始したのは1929年。後に「モデル100」と名付けられた初期型の万年筆は“ピストン吸入式機構”、“14金ペン先”といった現在の「スーベレーン」シリーズの特徴をすでに備え、“安全万年筆”として市場を席巻し、その後の進化とともに盤石なブランドとして発展しています。
さて、その「モデル100」の次期モデルとして1950年に販売された「モデル400」が、今やスーベレーンシリーズとして人気不動となっているグリーンとクリアで構成される縞模様の胴軸なのです。
そのデザインは70年を経た今でも使われるほどの完成度で、ペリカンの象徴ともなっていますね。
そう!自分はこのスーベレーンSouveränが欲しいのです!

で、何件もお店を見て回り、試し書きも何度もしてきました・・・
M800、M600、M400等々、試し書きをする毎にその書き味、書き心地に感動を覚えてきましたが、結果的にはドイツでは購入してきませんでした。

何故なら店頭に「EF」が無かったからです!

Pelikan Souveränシリーズ、どれをとってもヌラヌラな書き味でインクフローも潤沢で最高♪なのですが、ともかくも文字幅が太いのです。
店頭で一番細いのは「M」なのですが、どう見ても描いた文字は「B」レベルです・・・
サインなどに使う太文字用は既に手に入れたMONTBLANC Meisterstuck 149でOKで、私がPelikan Souveränに求めるのは漢字書きに使える細字なんです。
試し書きのあの太さから見て「F」ではまだ太い・・・「EF」狙いだと決めていました!
が、ドイツで行ける範囲の店頭にはそんな細いサイズはどこにも見当たりませんでした。

なら、日本で手に入れるしかないと、ここでは我慢です・・・
が、Pelikan万年筆の雰囲気は知りたいと唯一ドイツで手に入れたのが・・・
これでした♪
Pelikan Twst

これ、商品名「Twist」通り“ねじり”のデザインで素晴らしいですね♪
絶妙なねじり具合と断面形状により、左右利きでもフィットする人間工学に基づいたデザインとなっています。
ペリカンにはもともと生徒・学生向けにペリカーノJrなどがあったのですが、このTwistはカラーによっては大人にも使えるものが出てきています。
それがこのShine Mysticで、見る位置によって微妙に変化する色に思わず手が出てしまいました(^^ゞ
ただし、Mしか手に入らなかったのですが、やはり極太!文字で、インクフローたっぷりのヌラヌラ系はさすがペリカンですね♪
アイデア出しなどの殴り書きペンとしてはGoodです。
このShine Mysticは特別カラーらしく、現地では15€(約2,000円)と、カラフルな定番カラーのTwistより少々高く売られていました。

ちなみに、帰国時、孫へのお土産としてペリカーノJr.を買ってきたのですが、日本人にとっては子供に万年筆という感覚が全くないようで親に呆れられてしまいました(^^;
だって、ドイツでは小学校に上がる時に万年筆は必須筆記具なのでこのような万年筆が一杯売られているのですがねぇ・・・日独文化の違いです・・・

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