エーレンブライトシュタイン要塞 その12017年06月08日 20:22

ロープウェイの頂上駅から広い楽園を通り、エーレンブライトシュタイン要塞に入ります。
入り口のトンネルをくぐるとこの壁が威圧感たっぷりにドーンと立ちふさがります!

まさに要塞です!
エーレンブライトシュタインの歴史は古く、紀元前10世紀にさかのぼると言われていますが、史料に現れるのは11世紀頃のエーレンブライトシュタイン城からで、現在の姿になったのは1800年代だそうです。
中には様々な建物があり様々な年代を感じさせてくれます。
この建物は石のようなものを積み上げた外観が古さを感じさせます。
日本の木の文化とは異なる石の文化を強く感じさせますね。

この建物、中に入って分かったのですが・・・あちこちに独房のような小さな部屋があり、どうもかつては規律違反をした兵士の再教育の場だったのではないでしょうか。

ちなみに、第二次世界大戦末期のコブレンツ大空襲の際には、この要塞は爆撃されず、昔の姿をそのまま残されているそうです。
「要塞」という言葉からの先入観でしょうか・・・
なんとなく圧迫感のある空間、雰囲気を感じてしまいました・・・

ちなみに、左側鉄格子の中が独房でした・・・(^_^;
不気味さと圧迫感さえ感じる建物・・・興味津々で中に入ってみた・・・
ら、あらららマーケットです♪(^_^)
地元のワインから乾物、お土産物など、面白い物がいっぱい♪
ワインがグラス売りされていたので、つい一杯いただきました(^_^)
パンもひとかじり(^^ゞ

それにしても、改装してあるとはいえ、ここの建物は相当古いようです。
この周りの建物にはいろんな物が展示してありました。
これは葡萄酒を作るためのブドウの圧搾機ですね。
要塞の中で葡萄酒でも作っていたのでしょうか・・・
所々に崩れた建物の一部をそのまま展示してありました。
古い建物の内部構造まで分かるような展示の仕方です。
一階の独房の前、監視室なんでしょうか・・・そこには当時のピストルも展示してありました・・。
さて、外に出てあの圧迫感たっぷりの壁の近くへ・・・
どうです、この緻密な石の積み重ね・・・
自然界に見られる溶岩が湧き上がってできた放射状摂理のように見えます。
当時の土木技術を駆使して組み上げられた巨大な壁です。
このエーレンブライトシュタイン要塞はこのような壁が幾何学模様的に何重にも重なっています。
要塞ですから、敵の侵入も防がなくてはいけません。
これら壁にあいている窓・・・よ〜く見ると外を見る窓ではなく、明らかに侵入してきた敵を狙う銃眼であることが分かると思います。
これは日本の城とも相通じる所がありますね。
この要塞に入った位置はコブレンツの街やライン川側の面から見たら反対側からです。
ライン川側は絶壁ですが、反対側は「そこは天上の楽園!?」で見られたとおりの平地でした。
つまり、平地側から攻め込まれたことを考えて、銃眼を備えた高い壁が何重にも重ねられているのですね。
そして迷路のような通りを抜けると・・・ここが最後の壁です!
ここを抜けると・・・別世界が広がっています・・・

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