リノベーション 現状・・・断熱材・・・無し!(O_O)2023年01月24日 05:45

現在、耐震改修の工事を行っており、一部建て替えの解体と同時に補強用筋交いや金物&耐力壁の設置のために一部既存の壁や天井をはぐりました。
しかし、現場を見て驚きです!
現状では壁に全く断熱材が入っていないことが分かりました(O_O)
ましてや天井裏や床下にも断熱材が入っていません(T_T)

この家は、昭和36年(1961年)、46年(1971年)、53年(1978年)と増改築を繰り返している記録があるのですが、耐震改修のためにあちこちの壁や天井、床をはぐっても全て断熱材が入っていないのです(^_^;
ご覧のように外壁はトタンで、室内側は断熱材無しで石膏ボードを貼り、壁が塗られているだけの状況でした。



今から40年ほど前に現在住んでいる我が家の増築の際にはガラスウールの断熱材を壁の隙間に埋め込んだのを覚えていますが、確かにこの時も天井や床には断熱材を貼っていませんでしたねぇ・・・
しかし、リノベーション中のこの家は壁にも断熱材が全く無しとは・・・これが日本のかつての古い家では普通だったようです(^_^;
これじゃ昭和の古家は夏暑くて寒い訳です!
ま、これまで車庫兼倉庫として使っていたので全く実害は無かった(とは言え、今住んでいる家も同類なのですが(^_^;)のですが、今後ここに住むことになるのでしっかり断熱材で家を包まないといけないな!と強く実感しました。

今回は工事業者に家の断熱化を強く要望しているので、見積書には以下のように記載してありました。

 壁断熱  通常ハウスロン10K  → ハウスロン16K
 天井断熱 通常ハウスロン10K  → ハウスロン16K
 床断熱  通常フクフォーム40  → カネライト65

口頭説明でも通常施工より“約1.5倍強化”すると言っています。

ところで、気になったのでこの断熱材はどんな物なのかを確認してみました。

ハウスロン10K → 16K】

「不燃認定を取得したH28 省エネ基準に対応可能な高性能グラスウールの普及モデル」とあります。

10Kと16Kの違いは密度の10kg/m2と16kg/m2の違いで、熱伝導率や熱抵抗が16Kの方が優れているようですが、その差が
“約1.5倍強化”することとどう繋がるかは素人にはよく分かりません。
が、ガラスウールの密度が上がると熱伝導率が下がり熱抵抗が上がるデータが示されていることから、通常(10K)より16Kの方が断熱性能が良いということだけは分かりました(^^ゞ

【フクフォーム40】→【カネライト65】

フクフォーム40とはポリスチレン発泡体の根太工法用床断熱材で、厚さ45mmの物のようです。

カネライト65とはカネライトフォームという商品名で、やはりポリスチレン発泡体のパネルで、厚さ65mmの物のようです。

どれがどうかはよく分かりませんが、素人目線でも厚さを厚くして断熱性能を上げると言うことではないでしょうか・・・(^^ゞ

ただ工事業者が言っていた「断熱材を通常施工より“約1.5倍強化”する」と言うのは、どうも「断熱材の密度や厚さを通常施工するものより“約1.5倍強化”する」という事だと思われます。
素人ながら断熱性能が上がる方向には間違いないと思われますが、それがどの程度の性能アップに繋がるかは?です。

いずれにしても壁、天井、床ときっちりと施工して断熱強化を期待します。