お洒落でちっちゃな1本 OHTO(オート) Tasche(タッシェ)2022年04月29日 06:47

安いのに品質がよさそうな・・・というより、OEMの無印良品“アルミ丸軸万年筆”の良さを実感したことから本家OHTOの万年筆を実際に試してみることにしました。
先ず手に入れたのはTasche(タッシェ)のブルーです。


無印良品“アルミ丸軸万年筆”に通じるストレートなデザインで、軸やキャップはアルミ製で艶ありの大人っぽい色合いとなっています。
何よりの特徴は長さが短いショートタイプで、キャップをはめた状態では全長が10㎝もありません。
ちなみに私が持っている一番大きな万年筆、モンブラン149の長さは16.6㎝ですから、2/3以下で手に握ると隠れてしまうほど短いです。
ただ、キャップポストすると約15㎝に伸びるので、筆記時には特に支障がない長さになります(^.^)

この万年筆、ご覧のようにキャップをはめた時に短く、書くときはキャップポストして長さを長くするため、首軸が長く、胴軸にキャップをはめて長さを増やすようになっています。
ばらすと以下のようになります。


ご覧のように首軸が長く、胴軸が極端に短いデザインとなっており、インクカートリッジが首軸の中に大部分収まるようになっています。
Nib,ペン先、首軸はキャップでカバーするわけですから、まるで刀を鞘にいれるように深く差し込む必要があります。
この時、キャップと首軸がこすれて音がする時があり、黒板を爪で引っ掻いたような音がするので嫌だ!というコメントがネット上に出ていたのを見たことがあります。
確かに、この手の音が嫌いな人には気になる点ですね(^^;

あっ、そうそうインクカートリッジはヨーロッパ規格タイプで、OHTOの純正インクカートリッジもありますが、様々な海外メーカーのインクが使えますし、カートリッジ利用で好きなインクも気軽に使えます・・・と言いたいところですが、カートリッジは微妙に入る入らないがあるようなので、要確認です(^^;

さて、Nib,ペン先を見てみましょう。


Nib,ペン先はステンレス製で、先にも書いたようにドイツのシュミット社製です。
小振りですが、模様が入り「IRIDIUM POINT」と刻印されています。
しっかりとNib,ペン先にはイリジウムのペンポイントが形成されていますね。
字幅は<F>とのことですが、欧米規格に近いのか少々太目です。
私的には丁度良い字幅になりますね(^.^)

書き味、書き心地ですが、インクフローも潤沢でなかなか良いですが、硬いガチニブです♪
OEMの無印良品“アルミ丸軸万年筆”に通じるところがありそうですが、どうも同じドイツ・シュミット社製のNib,ペン先でも種類が違うようで硬めの書き味です。
また、やはり軸が細いのと長さが短めなので持ち具合に好き嫌いが出るかもしれません。

お洒落で小さな1本♪
ちょっとポケットに潜ませておくのにちょうどいい万年筆かもしれませんよ♪