ダイソー100均万年筆について その5 ― 2022年01月21日 19:52
さて、このシリーズ最後の締めくくりとして、今回比較したダイソー100均万年筆3種の総評と、私にとって価値があるのかないのか?
あるのであれば活用方法は?…について紹介したいと思います。
先ず、ダイソー100均万年筆3種の総評です。
✓金属軸「カートリッジ式」
この万年筆は100円とは思えない質感に先ずは驚かされました。
高品位なホワイト、シルバー塗装の金属軸とペン先は細部に至るまでチープさを感じさせませんね。
書き味だけでみると流石に常用したいとは思いませんが、ちょっとした利用には全く抵抗感がありません。
✓プラチナOEM「Riviere」
100均店舗でしかも100円でプラチナの万年筆が買える事に先ず驚きました!
が、ペン先以外の外観にがっかり…形状も含めて外観は100均品質そのもので、所有欲は全く起きませんね(^^;
唯一の期待は「P」マークが輝くニブの書き味です。
しかし、この書き味であれば3倍のお金(300円)を払ってもプレピーを買った方が幸せになれるでしょうね…(^.^)
しかも、2本買って2本とも冬場にインク漏れを起こした品質で、即使用を中止です!
正直、Pといえども選択外!、ですね。
(プラチナのカラーインクカートリッジが使い回せると大いに期待していたのですが、残念!)
ちなみに、気になったので以前にプラチナから販売されていた同名の「Riviere」なる万年筆を調べてみました。
1970年代に販売されていた14金の細身の万年筆で、売価が5000円だったようです。
ニブも含めて全く別物ですね!
どうしてこのような品質のものをプラチナの名を付けて売っているのか、不思議です。
✓ドイツブランド「HAUSER」
正直、外観的には決してお勧めできるような万年筆ではありません!
でも100円なら許せる、かな(^.^)
しかし、よい意味でこの値段での期待感を大きく裏切り、書き味は引っ掛かり感全くなしのヌルヌル系です♪
後でドイツブランドであることが分かって納得しましたが、全くのドイツらしい質実剛健さでですね。
使うインクを決めて書くだけであればお勧めの一本…かな?
なお、この万年筆は既に5本利用していますが、書き味等のばらつきはありません。
が、実はその内の1本がインクが出てこないものがあり返品交換しているので、1/6の不良率です…ん~ン(^^;?
(ダイソーは現物とレシートを持っていくと、グダグダ言わずに直ぐに返品交換に応じてくれますから、万が一でも安心らくちんです)
さて、最後に私にとって価値があるのかないのか?の判定ですが…
結論は大いに価値あり!です。
ただし、インク漏れを起こすような品質のものは論外ですよ…。
活用方法については現在以下のように使っています(^_-)
✓金属軸「カートリッジ式」
細くて軽量、見た目もGoodなことからノートや手帳とともに持ち運び、ペンケースに1本入れて、必要な時にさらっと利用しています。
見た目にビジネス的にもOKですしね(^.^)
ただし、当然ながらメイン万年筆を数本運用しているので、あくまでも緊急的一時的な利用方法になっています。
一方、インクはビジネスからちょいと外れたお気に入りインクを入れており、それを気分転換に使って楽しむことでお蔵入り(使わないまま…)を回避しています(^.^)
例えば、今は1本に色彩雫の「霧雨」を、もう一本には神戸物語の「学園都市フレッシュグリーン」を入れて楽しんでます。
✓ドイツブランド「HAUSER」
このペンの活用は明確です。
趣味というかインク沼の岸辺で遊んでいたら、あれよあれよという間にインクボトルが増えていました(^^;
現在仕事で使っている万年筆にはBlackやBule-Black系で裏抜けしにくいインク数種類を使っていますが、日記やプライベートではいろんなカラフルインクを多用しています。
特に趣味的に多様なパイロットの色彩雫シリーズなんかで楽しんでいます。
よく使うお気に入りインクは手持ち万年筆に入れて楽しんでいるのですが、中には持っているだけというインクも増えてきました。
そういうインクは時々ガラスペンやつけペンなどでボトルから直接使うことがありますが、常時万年筆に入っていたらもっと活用できるのになぁと日ごろから思っていました。
そこで検討した結果、今回活用に踏み切ったのがこの100均万年筆「HAUSER」です。
ヨーロッパ標準タイプの空カートリッジさえあれば、その中に好きなインクをシリンジで注入して刺せばOKですからね(^.^)
ただし、一旦インクを決めたらずっとそのインクを利用しなければなりませんが。
いや~一気にいろんなインクが使いやすくなりました♪
カクノをはじめコクーン等の3000円ぐらいまでの万年筆を利用してはいましたが、インクの種類が増えるとその分万年筆を買い足すのはそれなりにコストがかかりました。
が、100均万年筆活用でお財布にめちゃやさしくなりました(^_-)
では、「ダイソー100均万年筆について」シリーズ、これにて終了します。
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