気がつけば・・・沼の縁2022年02月07日 18:37

さて、知らぬ間(今から考えれば必然的)にいろんな沼の縁に来ていたようです・・・(^^;

後で分かったことですが、万年筆の世界には三つの沼が待ち構えていると言われています。
 <万年筆沼>
 <インク沼>
 <紙沼>
万年筆を使う上で、より良い物・環境を求めて沼に入り込み、気がつけばどっぷりとと浸っていると言われる沼です(^^;
私もどうもその沼の縁に近づき、沼の中にちょいと足を浸してしまっていたようです・・・(^^;

もともと娘からのお土産おねだりメールが切っ掛けで、何も考えず、何の問題もなく快適に始めた万年筆生活。
LAMY Safari(M)にLAMYのBlueとRedのインクカートリッジを刺し、ダイソーNOTE BOOKにバンバン書き殴っていました。
が、ひょんな切っ掛けで一気に最高級レベルのMontBlanc Meisterstück 149<BB>を手に入れ、純正インクMidnight Blueを使い始めたところ、ぶち当たった問題がインクの「裏抜け」でした。
さらにその「裏抜け」問題に追い打ちをかけたのが漢字対応として追加購入したPILOT Capless decimo<F>+PILOTインク色彩雫シリーズ「月夜」の組み合わせと、思わぬプレゼントの高級ノート、モレスキン・ノートでした。
ほぼほぼ「裏抜け」問題を理解し回避した現在、「あぁぁ・・・(^^; それって最悪の組み合わせだったわ(^^ゞ」と言えるのですが、そこに至るまでは沼の中であがいていました。

そもそも、「裏抜け」とは万年筆のペン先から紙の表面へインクが移動し、紙の表面や内部で留まらずに裏面まで滲み出てしまう毛細管現象です。
そう考えると・・・この「裏抜け」は三つの要素に大きく影響を受けるのでは、と・・・

 ✓万年筆のペン先の状態・・・ペン先の大きさ、形状、インクフロー、筆圧 等々
 ✓インクの種類・・・粘性、表面張力、成分、ph 等々
 ✓紙質・・・表面状態、厚さ(坪量)、表面処理、原料 等々

さらに言えばその時の気温や湿度にも影響を受けますね。

考え始めると、必然的に万年筆、インクや紙で「裏抜け」しない組み合わせを求める試行錯誤が始まるわけです・・・これが沼なんですよねぇ(^^;
もっとも、単純に趣味嗜好的な収集も他人から見ればまた違った沼に見えるでしょうが、私の場合は「裏抜け」から沼にはまっていったのです・・・(^^;ゞ
いずれにせよ、一時帰国からドイツに戻った2021年5月以降、コロナ禍の中で“沼”の縁から中へズブズブと入り込んでいきました・・・(^^;

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