春の嵐(砺波平野南部の局地風)・・・2023年03月13日 10:04

昨晩、久々に強い風が吹きました・・・春の嵐です。

今年は既に2月28日に北陸で春一番が吹いたとの富山気象台から発表がありました。
その時は富山市で最大風速13.7mだったとか・・・
が、その時はこちらではたいした風では無かったと記憶しています。

私の住むところはは飛騨山地から庄川が砺波平野に流れ出す扇頂にあたるため、谷や山々から吹き下ろす嵐が強いことで有名な地域です。
“庄川嵐”とか“井波風”とか言われる局地風で、来襲頻度の少ない台風より大変恐れられています。


この地域には「不吹堂(ふかんどう)」という風神を諫めるお堂があちこちにあり、歴史的にもこの地域で恐れられている局地風であることを如実に現しているのです。



大風は時期的には春と秋の季節性がありますが、最大風速は40mを超えることもあり、背の高いバン・トラック横転事故が時々ニュースになっています(^_^;
特に庄川の山間地から流れ出す極々局所的には季節性にかかわらず日常的にも晴れの朝には谷から吹き出す風が強いことも特徴なのです。
砺波平野に吹き出すと、ほんの1Km程先では風が弱まっていまいますが・・・(^_^;
この大風が、砺波平野に広がる散居村の景観である南側の屋敷林(防風林)形成の理由に繋がっています。

さて、昨晩はこの春の“庄川嵐”が今年初めて吹きました!
風速データはありませんが、風音、山鳴り、家の揺れからすると最大風速は20m以上はあったのではないでしょうか(^_^;
で、で、で!心配だったのはリノベーション工事中の家なのです!

早速朝一番に確認したところ、工事現場そのものは特に問題ありませんでしたが・・・
解体物、特にトタン・ブリキの外装材が風であちこちに飛散していたのです!


工事現場周辺もチェックしたところ、かなりの範囲で飛散しており、お隣やさらに風下にも飛んで行っていました(^_^;
廻りは空き地や田んぼが広がっているので幸いにも被害は与えていなかったので安心しましたが、もっと風が強かったと思うとゾッとします・・・
工事監督者には風の話をしてあったのですが、地域の人ではないので管理が甘かったと言わざるを得ません。
また大風が吹く可能性もあるので、再度強く言っておこうと思っています。

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