北海道旅行 三日目(函館・トラピスチヌ修道院)2022年07月12日 05:39

さて、ホテルを出て先ず向かったのは函館の東側郊外、湯の川温泉、函館空港に近いトラピスチヌ修道院です。

本来の計画では、この日のコース(函館→松前→江差→せたな)と反対方向になるトラピスチヌ修道院は予定に入れておらず、函館市内で五稜郭に寄ってからコース内にあるトラピスト修道院に行って、松前に向かう予定でした。
ところが、函館でもう一泊してから富山に帰る予定の妻の妹とトラピスト修道院まで一緒に行動することになったこと、五稜郭タワーが9時からしか開場にならないことが分かったので、その時間調整も兼ねて先ずは反対側のトラピスチヌ修道院に寄ってみることとしました。
車だと臨機応変にコース変更です(^.^)
ホテルを出て、先ずは湯の川方面へ…
函館も路面電車(市電・トラム)が走っており、多くの観光スポットはこの路面電車で訪れることができます。
路線数は少ないですが、バスと連携した格安の一日券などあるので結構便利に利用できるようです。
ちなみに、函館駅前からは市電とバスを乗り継げば50分余りで行けるようです。

日曜日の朝8時…函館市内ですが道は空いています♪
20分足らずでトラピスチヌ修道院に到着しました…
が、周辺の駐車場には人っ子一人いませんし、車も停まっていません…
時刻はまだ8時半…修道院の門に行くと…
まだ門が締まっており、8時半開門という案内板が立っていました。
本来は朝8時が開門と旅行雑誌などに書いてあったのですが、コロナ禍での対応として開門時間を遅くしているようです。
日曜日ですが、この時間に訪れる人は全くいません・・・(^^;

8時半、掃除をしていたおばさんが門を開けてくれ中に入りました…
私ら3人だけです…
静けさ広がる修道院の中へ・・・

迎えてくれるのがこの光景です・・・
かつて・・・45年程前でしょうか・・・大学生の頃に車で日本海側を北上し、青函連絡船で渡って北海道を一周したことがありました。
函館に渡り、最初に行ったのがここトラピスチヌ修道院ではなかったかと記憶しています・・・
その美しい庭園内が新鮮だったことを微かに覚えています。

門をくぐって中に入ると先ず迎えてくれるのが聖ミカエルの像です。
ヨーロッパの教会・大聖堂巡りで良くお会いする方、大天使ミカエル・・・またお会いしましたね♪

その奥に表れるのは聖母マリア・・・
この二つの写真・・・人っ子一人いない朝のこの光景・・・いや~~素敵でした♪
きっちり手入れされたお庭が女子修道院の潔癖さを表しているように感じます。

ちなみに、ここでトラピスチヌ修道院の歴史を紐解きます・・・

正式名称は「厳律シトー会 天使の聖母トラピスチヌ修道院」といい、通称「天使園」と言われているそうです。
以下、そのHPより抜粋です…

「厳律シトー修道会(O.C.S.O.)は、カトリック教会の中で、祈りと労働を主要な手段として神と人々に奉仕する隠世共住修道会です。 1098年、フランスのモレスム修道院の聖ロベルト、聖アルベリコ、聖ステファノ・ハーディング諸修道院長を含む20名ほどの修道者たちによって、 フランスのシトーと呼ばれていた荒れ地に、シトー修道院が創立されました。 更に1125年頃シトー直属の子院として、タールと呼ばれる最初の女子修道院が創立されています。
 やがて、シトー修道会の生活様式に従う男子と女子の修道院は、西ヨーロッパ世界の境界を越えて増えていき、著しい発展を遂げました。 しかし、発展の後には、弛緩した時期もあり、これに対する改革の試みが様々な形で繰り返されました。 中でも17世紀の動乱の時期に、フランスのラ・トラップと呼ばれている修道院で行われた改革は広く知られ、この改革を汲む3修族が1892年に合併して、「トラップの聖母改革修道会」を形成し、現在では「厳律シトー修道会」と呼ばれています。
 天使の聖母トラピスチヌ修道院(通称:天使園)は、1898年 (明治31年)、フランスのナンシー近郊のウプシー修道院から派遣された8名の修道女によって創立されました。 これは、日本、とりわけ北海道にキリスト教を伝え、豊かな霊的収穫を収めるためには、日夜祈りに励み、労働の尊さを世にあかしするトラピスト修道者の精神的援助が必要であると痛感された、当時のパリー外国宣教会ベルリオーズ司教の尽力によるものでした。
 現在、厳律シトー修道会は世界に広がり、男子と女子の修道者たちが神の招きに応え、聖ベネディクトの戒律に従い、隠世共住修道者として奉献の生活を送っています。」

つづく・・・

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