中国製万年筆について <PENBBS編その3>2022年03月20日 10:47

さて、中国製万年筆「PENBBS」の3モデルについて、次に紹介するのはNib,ペン先です。

3モデルのNib,ペン先を並べて見ると・・・
左から<モデル268>、<モデル355>、<モデル494>ですが、3モデルで違うのが分かると思います。
PENBBSの情報として次のようなNib,ペン先の情報がありました。
この情報に照らし合わせると、手持ちの3モデルは全て<F>なので・・・
<モデル268>は左から5つめの「銀色 刀鋒F尖」
<モデル355>は左から4つめの「銀色 円磨F尖」
となりますが、<モデル494>は見当たりません・・・はて?

それぞれをもう少し拡大してみていきましょう・・・

<モデル268>:「銀色 刀鋒F尖」
Nib,ペン先はステンレス製の銀色で、“PENBBS SINCE 2005 F China”との刻印を蔦模様が取り囲んでいるなかなか綺麗なものです。
「刀鋒尖」とありますが、見た目には???

<モデル355>:「銀色 円磨F尖」
これもNib,ペン先はステンレス製の銀色で、“丸にf PENBBS 2005 Shanghai China”と刻印されています。
<モデル268>よりシンプルですね。
これは「円磨F尖」とありますが、心持ち<モデル268>の「刀鋒尖」よりペンポイントが丸いかも??と言うレベルです。

さて、問題は<モデル494>です。
これもNib,ペン先はステンレス製の銀色で、“丸に棉”の廻りに“MARSHMALLOW SHANGHAI”とその下に“F”と刻印されています。
何処にも“PENBBS”の刻印はありませんし、そもそも“丸に棉”の廻りに“MARSHMALLOW SHANGHAI”とは何でしょうか?
しかも、Nib,ペン先の長さが他の2モデルに比べて短いのです。
さらにNib,ペン先を支える裏側のペン芯を比較すると・・・
左から<モデル268>、<モデル355>、<モデル494>ですが、明らかに<モデル494>だけが異なります。
しかも、PENBBS Official Storeを見ると、<モデル494>がラインナップされていないのです。
ってことは偽物?????

ところが、米国のAmazonのカスタマーレビューの中に「上海のさる会社のノベルティモデル」との記載がありました。
Nib,ペン先に刻印してあった「MARSHMALLOW」は“マシュマロ”で中国では「棉花糖」で、上海ではよく見かけるお菓子です。
このカスタマレビューからすると何らかの関係がありそうですね。
値段もPENBBSとしては安いですし、見た目も簡素なので、ノベルティモデルだと思われます。

さて、この3モデルの書き心地ですが、これが3モデルともなかなかGood!なのです♪
決して中国製万年筆の「安かろう悪かろう」ではありません。

さて、次回は外観について紹介します。

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