リノベーション 耐震改修“中間”検査完了&窓サイズ採寸2023年02月20日 11:06

今朝、市役所立ち会いのもと耐震改修の“中間”検査が行われました。
てっきり“完成”検査かと思っていましたが、今日の検査は筋交いや金物の取り付け状態を確認する“中間”検査で、写真撮影とハンマーでたたきながらの打診で検査を終えました。
これから原状復帰、つまり耐震改修前、壁等を塞いで耐震改修は終わりとなり、再度“完成”検査が行われるそうです。
ただし、我が家はこれから第二期のフルリノベーション工事が始まるので、あくまでも改修工事で解体した部分を塞ぐことになるそうです。
その際に断熱材は当然入れて塞ぐそうです。
この“完成”検査を受けて、本格的な第二期フルリノベーション工事がいよいよ開始されます。

ところで、今日まで決めなければならないとされていた“床”と“室内建具”ですが、検査の後に業者と打合せをしたところ、まだ後でも良いということになりました。
ほぼほぼ妻とはどの色にするかと決めていたのですが、まだ室内の状況、特に明かりの入り方が分からないため色合いに迷うところがありました。
その様子を見て業者としては室内改装が進み、サッシが組み込まれた段階で決めても遅くないとのことでした。

それよりも優先度が高いのがサッシの大きさ確定です。
新築とは異なり、リノベーションなので組み込むサッシサイズが必ずしも規格サイズとは限りません。
そこで、今日は現場で希望の窓の大きさを最終確認し、窓サイズの採寸を行いました。
例えばここは2Fの客寝室になりますが、もともとブロック造りの浴室の上にあったベランダに開いている窓やドアの部分です。


ところが、今回老朽化したブロック造りを木造に改築し、その上に屋根を付けたために、現状の窓の下枠より上に屋根が来ています。
こうなると、窓は屋根の上側に設置するしかありませんから、今より高いところに特寸のサッシを付けなければならないと言うことです。
また部屋は和室とするため、サッシの内側に障子戸を付けることとしました。
この様なところがまだ他にもあるため、「ここはなるべく開口部を大きくして欲しい」とか「取り付ける高さはこうして欲しい」とか、妻も立ち会いながら相談して決めていきました。

リノベーション 耐震改修“完成”検査完了2023年02月25日 09:20

今朝、市役所立ち会いのもと耐震改修の“完成”検査が行われました。
工事前の状態、原状復帰で壁等を塞いでの検査(原則原状復帰)です。
もっとも、我が家はこれから第二期のフルリノベーション工事が始まるので、あくまでも改修工事で解体した部分を仮に塞いだだけで、二度手間ですが来週からいよいよスケルトンにする解体工事が始まります。

ちなみに、耐震改修工事の経緯は・・・

1)耐震改修申請 2022年12月26日
市役所に耐震改修支援申請。

2)耐震改修支援申請許可 2022年12月27日
市役所より申請許可が出る。
かなり前より建築設計事務所が事前に申請事前打ち合わせを市役所と行っていたので、非常にスムースに許可に至りました。
(如何に地震が少ない富山県が申請数が少ないか・・・ですね(^_^;)

3)工事前検査 1月10日
市役所立ち会いで改修計画図面をもとに現地確認し、工事開始承認を得る。

4)耐震改修工事開始 1月18日〜
4)-1 耐震補強を入れる壁をはぐる


改修部分のみ壁をはぐる。
4)-2 耐震補強


ここの場合は筋交い追加+金具補強です。
4)-3 建替部分の解体、基礎、建方
建替部分はもちろん耐震強化構造としています。
この建替部分が第一期工事(耐震改修)唯一の外仕事であり、雪の降る季節の影響を受けて時間がかかってしまいました。


5)“中間”検査 2月20日
耐震補強工事が完了し、補強状態が確認できる状況で市役所立ち会いのもと“中間”検査を受け、OKであれば原状復帰(壁復旧)する。

6)壁復帰、工事完了 2月24日


壁を元の状態に塞ぎ、原状復帰する(ここでは後々のスケルトン解体があるのでボードを貼っただけ)。
ここは太陽光発電&蓄電池システムの蓄電池を置く場所になります。

7)“完成”検査 2月25日(本日)
この状態で市役所立ち会いのもと“完成”検査を受ける。

8)各種完成書類の提出+県“最終”検査 〜2月28日
令和4年度の耐震改修支援事業は2月末まで。
故に、年末に駆け込み申請を行い、年度末〆切ギリギリの“最終”検査となりました(^_^;
“最終”検査は市から県に提出される書類検査で終えるそうです。
建築設計事務所の尽力もあり、事前の段取りにより無事事が進みました。
たぶん、予定通り県による“最終”検査も終えるものと思っています。

これで耐震改修支援のMax100万円を助成して頂ける予定です。

さて、来週からいよいよ第二期フルリノベーション工事が開始されます。

リノベーション 柱や床の傾き・ゆがみ確認2023年02月26日 11:44

さて、耐震改修工事が無事完了し、週明けからいよいよ第二期フルリノベーション工事が始まる。
築50〜60年超の家なのであちこちに痛みがあり、今回の工事で全て直しておきたい。
実は妻の兄は一級建築士なのだが、既にリタイヤしており今回のリノベーションを彼に頼むことができず、今回の業者に任せたという経緯があった。
先日その義兄がある機器を持ってきてくれた・・・
持ってきてくれた機器は「レーザー墨出し器」というもの。
レーザーを照射して水平、垂直の輝線を描き出し、柱や床の傾きやゆがみを測れるものだ(^_^)
本来は業者がしっかりと実態を測定し、工事を進めるものだが、施主が家の柱や床のゆがみを事前に知っておくことによって業者としっかり話し合えるからとわざわざ来てくれたのだ。
使い方を習い、早速昨日家の中を確認してみた・・・

<柱の傾き>

下記写真のように「レーザー墨出し器」からの垂直輝線を柱の下端縁に合わせて上端縁のずれを測ってみた・・・


ほとんどの柱に傾きが無いことを確認したが、中には1.8m上で数mmずれているものもあったが・・・2Fで大きく傾いている柱を発見!


1.8m上で約18〜19mも右側に傾いていた!(T_T)
実はこの柱、業者からも傾きが大きいと言われていた柱で、この辺りの床もゆがみがあることは体感的にも感じていたところである・・・

<床のゆがみ>

そこで体感的にゆがみを感じる床の水平方向を「レーザー墨出し器」からの水平輝線で確認してみた。
傾いていた柱の根元では水平輝線は床から55mm・・・


この地点から約2m離れたところの同じ床では・・・水平輝線は床から34mm・・・


ということは・・・ここの床は柱方向に約2mで21m、1.05/1000も傾いていることが分かった。
ここは体感的にもゆがんでいることは既に分かっており、ビー玉を置いたら転がることも分かっていたし、もちろん業者とも話をしていたところである。
が、実際に「レーザー墨出し器」で見ると一目瞭然で驚いた(^_^;

一級建築士の義理兄が言ってくれたように、知っているのと知っていないのとでは工事現場の見え方や業者との話し合いに大きな差が出るのから実態を知っておくことが大事だとのアドバイスは非常にありがたい事だ♪

週明けから、建物の解体、スケルトン化が始まるが、また業者と色々相談していきたい。