日本で買ったドイツ万年筆コレクションの紹介<Pelikan Twist 追加編>2022年03月08日 06:02

さて、時々脱線していますが、「万年筆コレクションの紹介」シリーズに戻りましょう。
今回は日本に帰国してから買ったペリカンの続きです。

ドイツで本命のスーベレーンSouveränを文字の太さから購入せず、帰国してから事前にClassic M205 Demonstrator<F>を手に入れてサイズ感や文字の太さを確認し、結果としてSouverän M600<EF>を購入した経緯をお話ししました。
この間、試し書きを繰り返し、ペリカン万年筆の書き心地の素晴らしさを確信し、手に入れてからも常用万年筆として手放せなくなっています。
その中でも、意外だったのが鉄ペンの書き心地・・・これがまた良いのです♪
ラミーもそうですが、ヨーロッパの万年筆の特徴でもあるインクフローがとても潤沢で鉄ペンでもヌラヌラ感があり、私はすっかり鉄ペンファンになってしまいました。
もちろん、14Kをはじめ21Kなどの金ペンも素晴らしい書き味なのですが、私の汚い文字に合うのは鉄ペン、しかも文字太目のドイツ万年筆かと思う位です(^.^)

で、今日の本題です。

2月25日の「ドイツ万年筆コレクションの紹介<Pelikan編>@ドイツ」で既に紹介しているのが、唯一ドイツで手に入れたペリカン万年筆「Twist」でした。
安価な万年筆にも関わらず流石ペリカン!と思う驚きの書き味だったのです。
ドイツでは<M>しか売っていなかったこともあり、その潤沢なインクフローも相まって鉄ペンなのにヌラヌラ~♪
が、残念なことにただでさえ太目のペリカンですから、<BB>かと思わせるようなぶっとい!文字幅なんです(^^;
ま、この「Twist」はスチューデント向けのモデルなのと横文字文化に丁度良い太さなんでしょうね。
ドイツではあれだけ<M>だけ展開をしていたので細い文字のは無いと思っていましたが、Amazonを覗いていたら<F>がありました♪♪
で、思わずポチってしまったのです(^^ゞ
どうです?!このひねりデザイン!
単純なデザインではなくて機能的なこのひねり、しっかりした人間工学に基づいたものです。
この「Twist」、日本のPILOTの「カクノ」と同じような位置づけで、ペリカンの中でも最安値のスチューデント向けモデルです。
キッズモデルの「ペリカーノJr.」より安い価格設定というのがすごいですね。

さて、少し拡大して見ていきましょう・・・

先ずはペン先・・・
「Twist」のペン先から首軸です。
Nib、ペン先はステンレス製で、ハート穴や刻印も無く切り割だけののっぺりタイプです。
根元に文字太さの<F>が刻印されているようです。
特徴的なのが首軸のひねりですが、指先の置き場所が明確になっており、指を置くと正しい握りになる工夫が施されています。

ペン先の上から見ると・・・
ご覧のように首軸から同軸にかけてねじれているのがよくわかると思います。
天冠です。
しっかりとペリカン親子が描かれています(^.^)
胴軸にはさりげなく「Pelikan」と浮き文字が・・・

さて、この「Twist」ですが、<F>といったもののやはり太目で日本の万年筆で言う<M>~<B>位でした。
が、私的にはノートなどには使いやすい太さかと思います。
また、書き味については流石に<M>に比べると文字が細い分だけヌラヌラ感が減りますが、決してカリカリ感はなく、流石はペリカン!と思わせる書き味ですね。
またこのペン、一本ペンケースに入れておくといいアクセントになるかもしれません(^.^)
ただ、唯一の欠点がこのデザインが故のかさばりですね。
ペンケースの中で場所を食います・・・(^^;