“終のすみか”について考える リノベーションの考え方12022年11月02日 05:37

さて、既存住居のリノベーションについて具体的にプロの方々のアドバイスを先ずは聞いてみました。

①大手ハウスメーカーA社と③地元工務店C社はもともと建替え(新築)の検討から入っていたので、私たちのリノベーションの意向を受けて動き始めてもらいました。
が、その進め方に多少の違いが…

①大手ハウスメーカーA社は先ずは対象の2軒について詳細に見て廻り、間取りや寸法を調べ、その段階で現状の状態から判断し車庫兼倉庫のリノベーションを推奨してきました。
その後、リノベーション間取り案をと概算見積もりを提出してきました。
一応、こちらの意向を踏まえての提案だったので、さすが大手!と思わせる機能的でセンスある提案でしたが、説明のいたるところで「ここまで費用をかけるのであれば…」とお勧めは建替え(新築)です、という方向でした(^^;
その意図はやはり工事で中を開いてみないと分からない不確定要素が多く、どうしても費用upの懸念や性能面での対効果の点で保証という観点から“新築”を勧めたいようでした。
大手さんはあまりリスクを抱えたくないような・・・感じですね(^^;

一方、③地元工務店C社は同様に対象の2軒について間取りや寸法を更に詳細に見て歩き、その段階で現住居(築年数が古い方)もリノベーション可と判断し、先ずはその方向で検討を進めたらどうかと提案してきました。
①大手ハウスメーカーA社と検討対象が異なる意見が出てきたので驚いたのですが、長年住み慣れた自宅にはそれなりの思い出や愛情があるはずなので、それを極力活かすようにする、というお客様の気持ちに寄り添うという会社の方針があるとのことでした。
さすが地元で古民家のリノベーションも扱い、生き残ってきた工務店だなぁ、と感心しました。
ここで生まれ育ってきた私とすると、そのような提案にほっこりします(^.^)
それでは現住居をリノベーションする方向で、とお願いすると、真っ先に聞かれたのは「この家の何を残したいか?」でした。
妻と一緒に家の中を案内し、残したいものの現物を実際に見て廻り、写真・寸法を測っていかれ、2週間後、思いもかけない素敵な間取り案が3D図とともに提案されたのでした♪

その驚きの提案とは…細々とした間取りの統合と配置換えはもちろんなのですが、LDKの吹き抜け構造でした。
雪国の低めの二階建て構造を利用し、一部を吹き抜けにして解放感を得ようという提案です。
そこにはもともとの梁や柱も部屋のデザインとして利用するといった粋な空間の提案でした♪
もちろん、残したい物(柱、欄間、家具等々)も組み込んでの提案です。
3D図の提案も相まってグッとリノベーションに対する期待が膨らみました(^.^)


ただし!出てきた見積もりは…ほぼ建替え(新築)とほぼ変わらない金額でした…(^^;
もちろん、A社同様、工事で中を開いてみないと分からない不確定部分の予算を多めにとってあるとのことです…が…

さて、もう一つの④リフォーム&リノベーション専門の地元業者D社の動きです。
ここが他の2社に遅れたものの全く異なったアプローチで動き始めたのです…

それは…

つづく・・・

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