裏抜け 紙探し・・・@ドイツ2022年02月15日 18:45

さて、ここまでモレスキン・ノートの「裏抜け」問題を解決しようと、万年筆、インクの影響を確認してきましたが、結果はいまいち・・・ドイツにいた2021年6月時点では問題は解決されていませんでした(^^;
が、既にネット上の情報や「裏抜け」具合から、明白に“紙”の問題であることが分かってきていました。
でも、今使っているモレスキン・ノートを何とか使い続けたいとあがいていました・・・(^^;ゞ

一方で、今後、万年筆を使い続けるためには万年筆と相性の良い“紙”はどのようなものなのか?を見極めたくなりました。
日本にはその「万年筆と相性の良い紙」がたくさんあることは既にネットで掴んでいましたが、さてドイツにはあるのでしょうか??
(※ドイツ語が分からないので、ドイツのネットでの情報は皆無です(^^;ゞ)
いやいや、ここヨーロッパは万年筆文化の本家本元、日本とは比較にならないくらい生活に万年筆が浸透していますから、万年筆と相性が良い“紙”が無い訳がないでしょう!

では、万年筆との相性・・・何が因子なのでしょうか?・・・

いろいろ調べていくと「坪量」というキーワードに行き当たりました。

「坪量」とは「紙の厚さや品質を示す単位。1平方メートル当たりの紙の重量をグラムで表す。」という意味です。

ここで“紙の厚さ”という言葉に注目すると、モレスキン・ノートは確かに薄いのです。
調べてみると、私が使っているモレスキン・ノートはクラシックノートという種類で、坪量が70g/m2でした。
同じようにノート類の紙情報を調べると、日本はJIS規格で75g/m2と定められており、一般的なノートは70~80g、万年筆と相性の良い紙と言われるものは80g/m2前後が多いことが分かってきました。
一方でヨーロッパの一般的なノートは80~90g/m2と日本より厚めであることも分かってきました。
これらの情報からすると、モレスキン・ノート(クラシックノート)は明らかに「坪量」が小さい、つまり“紙の厚さ”が薄いと言えます。
これがモレスキン・ノートでの「裏抜け」の大きな原因かぁ?・・・です?
ただ、この“紙の厚さ”だけが相性の因子ではないらしく、紙の専門家に言わせると「万年筆と相性の良い紙は、万年筆のインクに対応した特別な処理をしているのが当たり前。処理をしていない紙は厚さに関係なく“滲み”“裏抜け”が起こります。」とあっさり言われます。

いや~紙の世界も奥深そうです・・・(^^;

とはいえ、キーワード「坪量」が大いに気になってきました。
そこで、このキーワード「坪量 g/m2」を頼りに紙探しを始めました。
そして、最初にドイツで行き当たったのが・・・
LAMY NOTE BOOK paper soft cover A5

です。
なんと、灯台下暗しです・・・LAMY Safariなどを買ったデパートの文房具コーナーにありました!
LAMYのノートです♪
ほぼほぼモレスキン・ノートと同じような構成で、帯に「坪量」が“90g/m2”と明確に表示されており、“ink proof paper”とも明確に書いてあるではないですか!\(^o^)/
即!購入です♪

で、その結果はOK♪(^_-)♪
全く「裏抜け」がありません♪
そしてこのLAMY ノートで始まったのが万年筆による日記です♪

読み返してみると、紙談議から始まっています(^.^)
その内容を紹介しますね(^_-)

ちなみに、仕事ノートのモレスキン・ノートですが、2021年のど真ん中ですし、途中での変更も抵抗があるので何とかLAMY Blueインクでだましだまし継続使用しました(^^;ゞ

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