“終のすみか”について考える 最適解とは?2022年09月03日 06:30

さて、ちょうど1年前の9月にドイツから帰任し、この5月末に退任。
そして6月からアドバイザーとしての週3日のお気軽モード出勤となって…さてっ!と本腰を入れて“終のすみか”について考え始めてます。

考え始めた?…遅いんじゃないの?

と言われれば、その通り!
しかも、考え始めるとリタイア・ライフプラン方程式に条件項が多く、難解でそう簡単に最適解が見つからないのです…
どんどん時間が過ぎ、わが人生のカウントダウンも確実に進んでいる焦りも少々感じていますし…(^^;

もっとも、急に考え始めたわけではなくかなり早いころからリタイヤ後の生活について踏み込んで妻と話し合ってきました。
特に我が家は子供が女子なので、家の跡取りをどうするかも含めてです…
結論は、子供の将来を縛らない(跡取りにはこだわらない)と妻と合意。
結果、娘らも思い通りの考えで今は嫁いで幸せな家庭を営んでいます。
後は私たち夫婦が楽しく過ごし、リタイア後も好きなように過ごそうと決めていました。
そのために、毎日を忙しく過ごしている中でも妻とはリタイア・ライフプランを話し合い、
 「生活に便利な近くの都市部の“街中マンション”でゆったり過ごそう♪」
と語り合い、時には観光気分で実際に現地に出向いて街並みや建設中のマンションなどを外から眺め廻っていました。
特にお気に入りだったのが金沢の中心部、金沢城周辺でした。
ここでマンション生活ができたらなぁ…いや、しよう!と。
我が家からは金沢へは車で1時間前後で行けるので、今の住いや周辺にある畑やお墓などの管理は可能な範囲!と軽く踏んでいました…
リタイヤ後のノンビリした生活を思い描きながら…その時その時の生活・仕事に一生懸命で、特に具体的な行動に移してはいないものの、“街中マンション”の生活がその時の最適解だと思っていたのです。

そして…完全リタイアが目前…

昨年ドイツから帰国して早々、その“街中マンション”住まいを実現しようと行動を起こしました。
ネットで資料・情報を集め、具体的な物件の見学を申し込んで近くの都市部である金沢、富山、高岡の“街中マンション”を妻と何カ所も見に出かけました。
漠然と考えていた数十年前に比べて、北陸新幹線が通り更にマンションが多く建ち、予想以上に価格が高くなってはいましたが、何とか気に入った新築マンションを見つけて今年の3月には仮調印までこぎつけました♪
もちろん、先に書いた『“終のすみか”について考える ドイツの家考-**』シリーズの住みやすさ要件にもほぼ合致したのを選びました(^_-)

ところが!仮契約金払い込み直前…あれだけ“街中マンション”の生活を切望していた妻から「ちょっと気が進まない…」と一言が…
え?え?えぇ~~!Σ(・□・;)
思いもかけない急ブレーキです…

つづく