コブレンツ散策 その32017年06月03日 13:38

モーゼル川に沿って今日の目的地の一つライン川との合流地点、ドイチェス・エックに向かいします。
中央右奥、旗の立っている場所がDeutsches Eckです。
そして、ライン川の対岸の丘にはもう一つの目的地エーレンブライトシュタイン要塞がはっきり見えてきました。
モーゼル川河畔沿いはご覧のように綺麗に整備され、この日のように晴れているときには絶好の散歩コースです♪
この時期4月になると新緑が美しく、花壇にも花が咲いてすがすがしい春を感じます。
ちょうどライン川から大きな船がモーゼル川に入ってきました。
このタイプの船はホテル機能を持ったリバークルーズ船で、たぶんライン川とモーゼル川を何日もかけてクルーズしているのでしょう。
仕事をリタイヤしたら、ゆったりとこんな旅をしたいものです。
ライン川にモーゼル川が合流する地点、ドイチェス・エック(ドイツの角)に来ました。
ここの名は、ドイツ騎士団の騎士たちによって付けられ、皇帝ヴィルヘルム2世が自身の祖父にしてドイツ帝国の設立者であるヴィルヘルム1世に感謝の意を表し特別な記念碑を1891年に建てました。
それがこの騎馬像です、
川面から37メートルの高さもある記念碑です。

ちなみにライン渓谷中流上部は世界遺産に登録されていますが、ここドイチェス・エックも含まれています。
逆光で姿をうまく取りきれないのですが、太陽の位置を利用してキラリ♪
ドイツ帝国!って感じで強調してみました(^_^)

さて、この騎馬像ですが、ドイツ帝国の象徴でもあることから、1945年にドイツ帝国同様に連合軍の爆撃を受け瓦礫の山と化しました。
しかし、「過去の過ちを忘れないための記念碑」とされ、今の騎馬像は1993年に再建されました。
騎馬像の背後、統一した王国の紋章でしょうか・・・
ぐるっと騎馬像を囲んでいます。
この騎馬像の台座の下まで登ることができます。
ちょうど騎馬像の真下から見たドイチェス・エックです。

この名前、ドイツの居酒屋みたいな響きですが、ライン川とモーゼル川の合流点の砂嘴の名称です。 
1216年に両河川の合流点にドイツ騎士団が入植し、その名前が付き、その場所に皇帝ヴィルヘルム一世の帝国の統一に感謝して記念碑が建てられました。
その記念碑から見た角の先です。
右がライン川、左がモーゼル川です。
ここは2002年にはユネスコ世界遺産ライン渓谷中流上部の一部になっています。
巨大すぎ、眩しすぎて詳細が見えにくかったヴィルヘルム1世騎馬像・・・
このポイントを変えてようやく顔が見えました(^_^)
威風堂々、迫力ある騎馬像です。

ちなみに、このヴィルヘルム1世騎馬像はドイツ各地にありましたが、やはりドイツ帝国の象徴と言うこともあり第二次世界大戦、その後の東西ドイツ分裂によってかなりの像が破壊されたようです。
さて、この日の一つの目的地、それがライン川の丘に広がるヨーロッパ第二の巨大要塞、エーレンブライトシュタイン要塞です。

ドイチェス・エックのライン川の対岸の丘に見えるのがそのエーレンブライトシュタイン要塞です。
そこへは、ライン川をまたぐロープウェイで♪
ドイチェス・エック、ヴィルヘルム1世騎馬像からライン川上流沿いの道です。
ここも綺麗に整備され気持ちの良い並木道が続いています。
ここをしばらく歩くと・・・
対岸のエーレンブライトシュタイン要塞に渡るロープウェイ乗り場がありました。
その直ぐ横には9世紀創建といわれる聖カストル大聖堂(Die Basilika St. Kastor)が優雅に建っています。
この光景、まるで何処かのテーマパークのような光景に見えませんか・・・。
中世と現代が交差しています。

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